ただ眠いんだ

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女子会は燃えているか?

女子会は燃えているか?

野暮なことを言うのはやめよう。この事件の衝撃を味わっていただきたい。

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「仕事帰りに職場の後輩女性との飲み会で恋愛の話になった。別れた交際相手のことを思い出すなどしてイライラが募った」と火をつけたことを認めたという。
職場の「女子会」ではいつも恋愛の話になり、「帰り道に、自転車のカバーなどにライターで火をつけると多少スカッとした」と話しているという。

横浜市戸塚区で2013年から続いていたバイクや自転車の不審火のうち8件で関与を認めたということだ。結構燃やしてる。

僕の周りの女性は、女子会をしても飼ってる生き物の話をしたりするタイプの人が多いので、こんなステレオタイプの女子会もしっかり開催されていたのだなあという感動を覚えたり覚えなかったりなのだけど。

色恋に悩む女性が放火…ということで思い出されるのは「八百屋お七」である。
江戸時代前期、八百屋が大火によって消失。その八百屋の娘であるお七と家族はお寺に避難。お七はそこで出会った寺小姓と恋に落ちる。
やがて八百屋が再建されて家に戻るもお七の恋心は消えず、また火事になればあの人と会えるわん…なんていって家に放火、逮捕されて火あぶりの刑になる…というお話。

たぶん八百屋お七を原典としているのだろうけど、消防士の彼に一目惚れ、放火を繰り返す…なんてことは時折小話として聞くことがある。

というわけで色恋の悩みを放火で紛らわす…というのは江戸しぐさなんかよりもはるかに伝統的な犯罪であるのだ。
放火された側としたらたまったものじゃないし、絶対に許さない行為だけど。

現在犯人の女は31歳。2013年の不審火も関与を認めているようなので、28歳くらいから女子会に苛立ちを覚えて放火をしているのだ。
なんでそんなに苛立つ女子会にわざわざ参加しなくてはいけないのか少し理解に苦しむのだけど、社会人同士の付き合いというのはそういうものなのだろう。

後輩の女性の恋愛話を聞いて、過去の男を思い出して苛立ち、放火。過去の男がどんな感じだったのか、そういうところにも若干の興味がわくし、後輩女性の恋愛話ってのも興味がわく。
完全な想像というか妄想だけど、「もう私も25歳なんでえ、アラサーじゃないですかあ、だから、タイミングを逃さないようにしなきゃって思うんですよお」というような後輩だったんじゃないか。
顔で笑って心で泣いて、今日もバイクがごうごう燃える…放火するのは理解できないけれど、苛立つ気持ちはわからなくもない。

きっとバイクに火を付ける前にも彼女の心の中では復讐の炎が燃えていたのだろう。焔と書いた方がなんかぴったりな気がする。
後輩女性への怒りだったのか、それとも元彼への怒りなのか。それは実際に聞いてみないとわからないけど、心の中の焔を外に出さなくてはいられなかったのだろう。

食べ物の恨みは怖いというけれど、恋愛の恨みはもっと怖い。とりあえず家とかに火を付けなかっただけなんぼかマシだ。
そんなに前の恋愛を引きずりまくってるからモテないんだよ!と言ってやりたくもなるけれど、それは酷というものであろう。放火という重罪をしっかりと反省してもらいたい。

そんな彼女に、この本を贈ってこの文章を締めくくりたいと思う。


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