ただ眠いんだ

"人生はコメディだ!"

ゴルスタ周りのあれこれについて

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「ゴルスタ」なるSNSが今話題である。いや、中高生限定らしいので、もう中学に入ったのが10年も前の僕にはあまり関係ないのだけど。
しかしまあ、Facebookだって始まりは大学生限定SNSだったから、ゴルスタが一般層に解放される可能性も100%ないとは言い切れない。というわけでゴルスタ周りのあれこれについて書いておこうと思う。

これを読んでおくとこの記事のノリがわかりやすいかもしれない。読み物としておもしろいのでどうぞ。

togetter.com


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ゴルスタってなあに?

公式サイトによれば、ゴルスタとは「中高生限定アプリ」であり、「人気者になりたい」「仲良くなりたい中高生」のためのアプリである。ちなみに名称は「ゴールスタート」の略であるらしい。

ゴルスタでできることは…

  • ゴルキャス生配信
  • ピクチャーコンテスト(どっちがイケメン?どっちが可愛い?というキャプションつき)
  • LINE風のテキストメッセージ
  • イケメンな教師による授業動画

などなど。

まあ、どっかでみたようなサービスの焼き増しに過ぎない。
ちなみに「ピクチャーコンテスト」というのは、自撮り写真をアップしてイケメン・可愛い度合いを投票してもらうものらしい。Facebookのマーク・ザッカーバーグはFacebookを作る前にFacemashというピクチャーコンテストと似たようなサービスを作ってえらい炎上騒ぎになったことがある。2004年の話だ。
12年後に同じようなサービスをやっているところがあると知ったら、きっと喜ぶだろう。

運営が巨大な権限を持つ

そんなどこかで聞いたようなサービスが目白押しなゴルスタであるが、最大の特徴は「運営」がものすごく強大な力を持っているというところだろう。
Google Playのアプリ説明文にも、こんな文言が書かれている。

24時間365日の監視体制と、非常に厳しい利用規約違反の取締りによって、安心・安全に使えます。

まあ、それに関してはmixiとかも特に未成年に対しては厳しい取り締まりがあるそうだ。しかし、ゴルスタの特異な点は、アカウント復活の方法である。

その1、まず、反省文と学生証などの個人情報を送ります。

https://twitter.com/micoochan/status/756354429280931840
megalodon.jp

その2、そして「ゴルスタ運営への協力度合い」が高いとアカウント凍結が解除されます。

https://twitter.com/micoochan/status/768485116616192000

スクリーンショットからのテキスト書き起こし

ゴルスタ運営への協力度合いを見て、順番にアカウント凍結を解除しています。あなたのアカウント凍結を解除しました。再びゴルスタを利用することができます。今後はゴルスタの円滑な運営に率先して協力をお願いします。

https://twitter.com/micoochan/status/768701786102259712
スクリーンショットからのテキスト書き起こし

あなたのアカウント凍結を解除しました。再びゴルスタを利用することができます。迷惑をかけた他のゴルスタユーザーのためにも、今後はゴルスタの円滑な運営に率先して協力をお願いします。

「運営への協力度合い」をどう測っているのかはよくわからないけど、Twitterアカウントのノリを観ているとどうも、周囲に対して「ゴルスタ運営は素晴らしい」とか「逆らっちゃいけない」というようなことを言うとよさそうなのである。

https://twitter.com/micoochan/status/768453815385272320

スクリーンショットからのテキスト書き起こし

ゴルスタ批判を今も続け、ゴルスタに戻ろうと行動するユーザーさんたちをバカにする一部の悪質な人間がいますが、その人間たちにもう止めるように教えてあげてください。せっかくゴルスタに戻れる機会です。皆、ゴルスタで待ってくれている大切な人がいるのではないですか?

サービスの公式キャラクターが「その人間たち」って暴走した人工知能っぽくていいですな。

2016年8月27日午後7時

nlab.itmedia.co.jp

現在、Twitterの公式アカウントが削除されているので、上の項の一番上のつぶやきについてはウェブ魚拓へのリンク、下3つのつぶやきについてはスクリーンショットからテキストを復元したものを載せておく。

GoalStart is watching you

ツイキャスなど他のサービスで運営を批判するようなコメントをしてもアカウント凍結されるなど、運営している人達は暇なんじゃねえの?と思えるような監視度合い。

厳しい監視と、アカウント復活には運営に忠誠を誓う、小説「1984年」が描く監視社会のようである。ビバ・ディストピア。
また、ゴルスタでは読モの人々がお勉強を教えてくれる動画を視聴可能らしい。ディストピアの中で人気者が生まれ、その人気者を祭り上げることによって統制を図っていくという、全体主義のお手本のようなもんである。

そう考えるとこの公式キャラクターはビッグブラザー*1なのかもしれない。
しかし、問題なのは「ゴルスタ」という名前である。この名前はビッグブラザーに反抗するものとして描かれる、エマニュエル・ゴールドスタイン*2を想起させる。
ああ、ややこしい。

ゴルスタを運営しているのは教育企業である

こんな一時期の行き過ぎた管理教育のようなことをやっているゴルスタというのは、一体全体どんな会社が運営してるのか?と思って調べて見たところ、公式サイトの一番下にSPRIX Coという表記を発見した。
SPRIXというのは「学習塾の運営やインターネット教育コンテンツ」を手がけている会社である*3。なんと、ゴルスタを作り上げていたのは教育系の企業なのだ。

「森塾」「東京ダンスヴィレッジ」「グリムスクール」などなど、教育に関する事業を多数展開している模様。まさかこの中に若者向けSNSをぶっ込んでくるとは、なかなかどうしてすごい話だ。

立て若者よ

しかしまあ、反省文を書かされたり「運営様」と言って運営を崇め奉っているようなツイートを公式アカウントでRTするなど、「それってどうなのよ」と思われることは枚挙に暇がない。

そして、そこから追い出されてもまた戻ろうと必至にいい子アピールをする中高生達になかなかの衝撃を受けた。
立て若者よ、少しは反抗したらいいと思うぞ。

というわけで、ゴルスタ周りのあれこれについて書いてみた。2ちゃんねる程度の噂は結構あちこちから噴出しているようだけど、真偽のほどを確かめるのが大変なのでこの辺で。

2016年8月27日午前0時 追記

2016年8月27日午前0時現在、SPRIXの公式サイトはこういう状態になっていている。

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ただいまアクセスが集中しているため、サイトが繋がりづらい状態になっています。 ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

ちなみにソースを覗いてみると、

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なんとまあ、タグがないただのテキストである。ほとぼり冷めるまで待つつもりだなこれ。
アクセスは集中してるんだろうけど、見せるつもりはないようである。がっかり。

*1:ビッグ・ブラザー - Wikipedia

*2:エマニュエル・ゴールドスタイン - Wikipedia

*3:スプリックス - Wikipedia スプリックス - Wikipedia この記事を書いている現在、スプリックスの公式サイト(http://sprix.jp/ http://sprix.jp/)にはアクセスできなくなっている。