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ただ眠いんだ

When I'm in the middle of a dream...

宝石を鳴らせばいい

書き散らし 書き散らし-妄言

rattle your jewelry

少し前の話になるのだけど、夕飯を食べているとラジオ番組が耳に入ってきた。パーソナリティーに、ゲストがちょっとした相談をしていく…という形式の番組である。
ゲストにきていたのは某企業コンサルタント。その相談の内容はこんな話であった。

町中やレストランで耳にした音楽が頭の中で鳴り止まなくなって、それをネットで調べて、動画とかを何時間も見ちゃうんですよー


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よくある話だと思うし、こういっちゃ悪いがどうでもいい相談である。
しかし、よくよく考えてみると、これってあんまり褒められた話ではない。
コンサルタントさん、その動画ってたぶん公式にアップロードされたものじゃないですよね?

どうしても引っかかるモラルの話

今さらこんなことを言ってももはや仕方ないとは思うのだけど、このコンサルタントが「何時間も」見ている動画はおそらく非公式に、直接的にいえば違法にアップロードされているものだ。
その気になったアーティスト…というのを検索してみたところ、YouTubeに公式なチャンネルを見つけることはできなかったし、どこかのレコーディング会社がプロモーション用にアップしている動画も見つけることができなかった。
そもそも公式に何時間も動画がアップされている…ということはあまりないと思う。

別にその動画を見ていること自体に目くじらを立てているのではない。別にその行為自体は違法ではない。決して胸を張って言える行為ではないと思うが、違法だとわかってダウンロードしていないのであれば、現時点で法律に引っかかることではない。
だけど、僕が引っかかるのはそれをラジオで無邪気にしゃべってしまう無神経さだ。

そのコンサルタントは何冊かの本を出している。タイトルから見るにキーワードは、「ハーバード」「MBA」などなど。タイトルだけでご自身の立派な経歴が丸わかりになって素晴らしい。
そんな人が「違法でアップされた動画を何時間も楽しんでるんですー」なんてラジオでしゃべっている。そこに大きな違和感があるのだ。
自分だって著作物を売ることによっていくらかのお金を得ている立場なのに。

お金の使い方

おそらく、かなりのお金を稼いでるコンサルタントの人がYouTubeで違法な動画を見ることはないだろうと個人的には思うのだけど、まあ、詮無き話である。見ちゃうもんは見ちゃうのだろうから。
結局番組中でも、それに対する有効な回答が出てくることはなかったし。

とりとめもない話になったので、最後はジョン・レノンの有名なMCを引用したいと思う。

Would the people in the cheaper seats clap your hands. And the rest of you, if you'll, just rattle your jewelry.
安い席の人は拍手を、高い席の人は宝石をジャラジャラ鳴らしてください!

ハーバードを誇らしげに話すなら、宝石くらい鳴らしたらいいのである。



この記事で使用したイラストは「いらすとや」さんからお借りしました
いらすとや