ただ眠いんだ

人生はコメディだ!

数年前の思い出は痛みとともに

人間、普通に生きているとほとんどのことを忘れてしまうんではないかなと思う今日この頃。
大切なことを忘れるけど、どうでもいいことはしっかり覚えていたりして、記憶というのはなんて不思議でうまく行かない機構なのかなあとしみじみと感じる。
さすがになんでもかんでも忘れてしまうのはまずいので、忘れちゃいけないことを急いでメモを取って保存するわけだけど、筆無精はなかなか直らない。

しかしまあ、どうでもいいことは覚えているし、忘れても思い出すことが多い。


目覚めて伸びをした瞬間に右足が攣って、結局10分間ほどのたうち回るというひどい朝を迎えた時、痛みでわけがわからなくなる中で、脳裏に前回足が攣ったときのことがフラッシュバック。
声が出ないレベルの痛みを感じつつ、さらにその記憶がよみがえるというなかなか悲惨な状況に陥った。

その記憶というのは大学1年生の頃、体育の授業でのこと。
「体育大学でもなければ大学の体育なんて遊びみたいなもんだよ」みたいな話をよく聞きくけれど、それはある程度運動ができる人の意見。僕のような体育をやらないために生まれてきた人には、周りの遊びに対して全力で立ち向かわなくてはいけないのだ。そのくらいの意気でやらないと単位がもらえなくなるレベル。
かくして全力でバスケをやっていたところ、これまた運動神経に若干の難がある友人からのパスが逸れて、パスを受けるために止まっていたところから全力でボールの軌道へ向かって全力で駆け出…した瞬間に右足に違和感、ボールに飛びつくように崩れ落ちるもあと少しで捕れず。そして足が地面に着いた瞬間あの感覚。これは攣った!と思った瞬間、体育館の床に衝突。
その後のことはよく覚えておらず、先生に足を伸ばされているところ、次の試合は見学したことのふたつぐらいしか思い出せなかったのだけれど、今回の記憶のフラッシュバックによって映像がよみがえった。
倒れ込んでのたうち回っていたので周りが心配して集まってきたのだけど、「たしかにすさまじい痛みだけど、足が攣っただけだからそんなに心配しなくても…」というあの感じ、運動に向いていない星の下に生まれた人にはわかってもらえるはず。
そして倒れ込んでいる僕を心配そうにのぞき込む数名の顔が浮かんできたのだけど、その中に同じ研究室の友人がいた!今の今まで忘れていたけど、あれは確実に…

大学の体育の緩い雰囲気の中で足が攣ってぶっ倒れるというのは、恥ずかしい思い出の部類に入る。
願わくばこのことは忘れていてほしい。きっと忘れていてくれるはずだ。しかしそれを確認することはできない。向こうの記憶がフラッシュバックしてしまうかもしれないのだ。