ただ眠いんだ

"人生はコメディだ!"

スガシカオ『THE LAST』はヒットチャートをかけぬけた

スガシカオの『THE LAST』が発売になって早一月弱が経過した。
ファンとしてはびっくりするような、心配するようなアルバムタイトルだったけど。

どうやら各方面で話題になってるらしく、いろいろなFM曲のヒットチャートで上位にランクインしたりしている。タイアップとかないのにすごいなあ。

というわけで1ヶ月の間何度も聞いたのでレビューするぞー*1

ふるえる手

スガさんのお父さんがモデルになっている曲なのだけど、いきなり

いつもふるえていた アル中の父さんの手

という歌詞から始まるアルバム、なんかすごい。

最初に聞いたときに「あ、スガシカオだ」と思った曲。

あなたひとりだけ 幸せになることは 許されないのよ

『秘密』や『AFFAIR』と地続きの歌詞。

あなたがいない物語なんて 想像したくない

しかしスガさんが歌う女歌は重いのが多いなあ。
この曲はMVがYouTubeにあるのでどうぞ。

ごめんねセンチメンタル

今話題の?「ゲス」という言葉が出てきてドキッとする。ゲスの極み乙女。と一緒にテレビに出てたなあ。

『Hop Step Dive』と似たメロディーだけど、歌われているのは、変わりたいけど変われない、もがいても進めないもどかしさだと思う。

青春のホルマリン漬け

曲名を見た時点での感想

生物科の僕としてはホルマリンの匂いというのはわりと嗅ぎ慣れたものなんだけど、たしかに僕の青春もそんな匂いがするなあ。

聞いてからの感想

終電を逃したからって「日暮里のラブホ」に行くような青春じゃねえよ!!!

オバケエントツ

アルバムでほぼ唯一、「爽やかな思い出」系の曲かと思いきや衝撃の事実が。

まさかの同一人物。
『黒いシミ』と『オバケエントツ』の彼女が同じというのはまあなんとなくイメージとしてつながるんだけど、『性的敗北』と『夜空ノムコウ』と同じというのはなかなかのインパクト。

『夜空ノムコウ』が出た後のライブMCで

幾ばくかの収入もありましたし、全国的な知名度もある程度上げさせていただきまして。(中略)
これはね、僕のことを今まで振ってきたり捨ててきた女からの慰謝料だと思ってますから僕は!
しかもですよ、全額払ったと思うなよ!

と言っていたわけだけど…この彼女に関してはそろそろ全額分ぐらいになったかな?4曲できたし…

愛と幻想のレスポール

今回のアルバムの中で一番好きな曲なんだけど…カラオケとかで歌うのめちゃくちゃ難しそうだねこの曲は。

わかってほしいのは そう君だけ

スガシカオの活動を見ていると、この一節がものすごく重たい。

真夜中の虹

このアルバムの中で一番人気?の曲。 アルバムプロモーションでテレビに出てたときもこれを演奏してたし。

とりあえずYouTubeにショートバージョンが上がっているので聞いてみよう。

アルバム全体を通して

スガシカオがインディーズからメジャーレーベルに復帰して初のアルバムなわけだけど、前回の FUNKASTiCから6年ぶり(!)になる*2
やっぱりスガシカオはいいなあと思うアルバムで、今スガさんが本当にやりたい音楽がこれなんだなと思う。

最近のヒットチャートに出てくる曲というのは「カラオケで歌いやすい」というのを重視していると聞いたことがあるけど、まったくそんなのお構いなし。
『ヒットチャートをかけぬけろ』でデビューして、ヒットチャートを席巻した後にインディーズへ、そしていわゆる「売れ線」ではない曲でまたヒットチャートに舞い戻ってくるというのは、スガシカオの奥深さというか実力を物語っているのではないかなあ。

*1:例によって全曲ではないけれど

*2:ミニアルバムなら『ACOUSTIC SOUL』とかもあったけどね