ただ眠いんだ

"人生はコメディだ!"

Twitter乗っ取り高校生に悲しみを禁じ得ない

アカウント乗っ取り

過去を振り返っても仕方ない、そういう事は多々ある。必要以上に過去を振り返るべきではない。しかし、どうしても昔のことを思い出して1人でぼんやりしたくなることだってあるはずだ。
さて、そんなぼんやりを誘発する事件が発生していた。名付けて「男子高校生Twitter乗っ取りエロ事件」である。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/30/news127.htmlwww.itmedia.co.jp

女子生徒に人気がある同級生になりすましてツイッターのアカウントに不正アクセスし、ダイレクトメッセージ(DM)を送信したとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課などは30日、不正アクセス禁止法違反容疑で、同県三木市の高校3年の男子生徒(18)を逮捕した。女子生徒にわいせつ画像を送らせていたケースもあったという。

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これだけ見ればただのTwitter乗っ取り事件である。人のアカウントを乗っ取るなんてけしからん話だ。それだけの話である。

今回問題にしたいはこの後である。Twitter乗っ取りをした彼は、一体どんなDMを送信していたのだろう。記事によれば「男子生徒は同級生を装い、「エロい話をしよう」などと女子生徒にDMを送信。会話を続ける過程で、自撮りのわいせつ画像を交換」とある。

僕は彼だったのかもしれない

先に断って置くが、僕はクラスの女子にメールなりなんなりで「エロい話をしよう」なんて宣言をしたことはない。なんだよその宣言。お前はサンデル先生かよ。
会話の流れでそういう話になったことがあるが「自撮りのわいせつ画像を交換」なんてことに発展したことはない。

男子高校生なんていうのは、だいたい3分に2回くらい「エロい話してえ」と思っている。エロパレードが脳内を練り歩いている。少なくとも僕はそうだった。相手が女性であればその欲求は止まることを知らないだろう。
しかし、その結果と彼は「人気者のTwitterアカウントを乗っ取る」という手段に出てしてしまった。

彼と僕は少し似ている

彼本人が女子から人気があれば、Twitterアカウントの乗っ取りなどという手段には出ないはずだ。自分のアカウントからDMを送ればいい。本来やっちゃいけないんだけどね。
彼はおそらく、女子からの人気がなかった。自分自身が「エロい話をしよう」なんて言ったら女子から引かれる。そんな立場にあった。しかし、彼はエロい話をしたかった。…そんな風に僕は推測している。

そしてその人物像は、高校生だった頃の僕と似ている。

スクールカースト


人気者になりすますという悲哀

僕と彼は似ている。だけど、彼は「人気者になりすます」という手段に出た。それは端的に言って犯罪だし、人の道に反することだ。

妬みそねみもあっただろうに

勝手な想像であるが、彼はきっとクラスの人気者に対して妬みに近い感情を抱いていたのではないか。なんであいつばっかり、どうして俺は。
そんな敵対心すらある相手のTwitterアカウントを乗っ取る。最初はエロに関する欲求からの行動だったとしても、徐々に「ざまあみろ」と思ってり、あわよくば変なことを言って人気者の信頼を落とそうとしたかもしれない。

2人の間の果てなき断絶

しかし、実際に「エロい話をしよう」と言ったにも関わらず、話は盛り上がり、どんどんエロい方向へ向かっていく。
そのときスマートフォンの画面に映し出されていたのは、「エロい話をしよう」といったら相手が「もうしかたないなあ」なんて言って応じてくれる人気者と、「エロい話をしよう」と言いたくても言えない自分、2人の間にある果てしない断絶である。

片やエロい写真を送ってもらえる人気者。片や人気者のTwitterを乗っ取って、その威を借る自分…
やりとりを終えた後の自室で、彼はその落差を感じていたのだろうか。それとも脳内をエロパレードが行進していたのだろうか。

罪を償ってほしい

高3のこの時期に逮捕されるというのは大変なことだ。しかし、乗っ取った相手や騙された女子のことを考えれば、罰を受けることも仕方がない。
たぶん、この事件は人気者が語る「高校生のころ、俺のTwitter乗っ取られちゃってさー」という武勇伝の一節に組み込まれることとなるのだろう。それも仕方のないことである。

彼にとって良かったと思えるのは、自分のポジションをこれ以上ないくらいの強さで確認できたことである。きっと自分のポジションを認識することでなにかが始まる…はずなのだ。

自分に少しだけ似ているかもしれない彼のニュースを読んで、僕は少しだけぼんやりとしてしまった。

この記事で使用したイラストは「いらすとや」さんからお借りしました

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