ただ眠いんだ

"人生はコメディだ!"

宗教勧誘を受けた話

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あっぷあっぷしながら仕事を終え、ボンヤリとした頭で帰宅していたところ、職場の最寄り駅前でちょっとびっくりするレベルの美人な女性に話しかけられた。芸能人でもちょっといないんじゃない?というレベルだ。
しかも広告の入ったポケットティッシュを配っている人のように、通る人全員に声をかけている…というわけではなく、自分めがけて一直線で近付いてきたのだ。

悲しいかな「ナンパかな?」と思うよりも先に「刺される?」という考えが頭をよぎる。少し身構えていると、彼女は「もしかして、お疲れじゃないですか?」と声をかけてきた。

これは通り魔じゃなくて、いかがわしいマッサージ店の客引きかもしれないぞ。
そりゃあ疲れている。今日だって残業して、あちこち走り回って、なんとかやることを片付けて、「もう辞めてやる」という言葉を飲み込んで働いたのだ。端的に言って疲れている。

「あなたに読んでほしいものがありまして」
と彼女。カバンからなにか手紙のような物を取りだしてこちらに渡してきた。
「こちらを読んでいただいて、内容を周りの方にも教えてあげて欲しいんです」
彼女はそう言って足早に去っていった。やはりナンパではなかった。宗教の勧誘だ。

手元に残ったのは、色とりどりのペンで書かれた手紙のような部分と、良い紙を使ってるんだろうな…と思うような手触りのパンフレット。
手紙には「リフレッシュする時間を作ることは、明日への活力になります」と書いてあった。そりゃそうだ。
パンフレットには「よい夫になるには?よい妻になるには?」と書いてある。ちなみにその答えはその教団の経典に書かれているらしい。教えてくれたって良いじゃないか。けちくさい。

調べてみると、その宗教団体は「そのうち地球が滅亡するけど、ウチの神様を信じてれば救われるよ。なんてったって慈悲深いから」ということを主張しているらしい。
そこまで慈悲深いんだったら、いっそ信じてなくても救ってくれてもよさそうなものである。そうしたらみんな幸せじゃないか。全知全能なんだったらそれくらいはしてくれたってバチは当たるまい。

たぶん、疲れ切った顔をしている人、特に男は美人からの勧誘に弱いと思われる。それを見越しての新興宗教への誘い。本人が書いた風満載の手書き感の手紙。クラッと来てしまう人はきっと多いのだと想像する。その先に幸せが待っているのかはわからないけれど。
幸いにも僕はまったくもって信心がない。強いて言えば「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」あたりを信仰してみようかとは思っているのだけど。ラーメン。