ただ眠いんだ

"人生はコメディだ!"

村田修一への思い

今年もプロ野球、自由契約の季節がやってきた。
ジャイアンツファンとして現時点で一番ショックを受けたのは村田修一の自由契約だ。
もしかしたら、今年の起用法に不満を持ってFAでの移籍がありうるのではないか…とは思っていたのだけど、まさかの自由契約。

2016年シーズンはゴールデングラブ・ベストナインの二冠達成、2017年シーズンも118試合に出場、14本塁打を放っている。
2012年にFAでジャイアンツ入りして以来6シーズン。チームのV3に貢献した三塁手だ。

ジャイアンツはなぜかいつも二塁手の穴が埋まらない…と言われるチームだが、正直なところ三塁手だってかなり不作だ。
村田の前の三塁手は小笠原道大。やっぱりFAで入団した選手である。FA選手の厚い壁であるとはいえ、村田・小笠原以外に出場した三塁手の印象というのはほとんど残っていない。
若手不在の三塁を守り続けたのはやはり村田だったのだ。

その村田修一が自由契約である。チームの若返りであったり、本人の年齢のことを考えれば、来年はそこまで多くの出場機会が見込めない、かといってFAであれば保障が必要になるランクの選手である。他チームでチャンスを手にするのであれば、自由契約が一番いい…という判断になったのかもしれない。
球団の判断が正しいかどうかはわからないけれど、ファンとして寂しいことは確かである。

ホームラン王を獲得した選手が、同一リーグのチームへ移籍。かなりの重圧と批判に晒されたと思う。そんななかでも豪快な打撃と堅実な守備を披露してくれた。
打撃にステータスを振った選手でありながら、バント処理もお手の物、守備範囲が広いわけではなくとも、正確な送球でアウトを稼ぐ。そういえば悪送球を見た覚えがない気さえする。
打ちまくるときは止められず、湿るときはびっくりするほど湿る打撃も、シーズンが終わってみればチーム内の上位にいる。
そんな選手であり、頼れる存在だったのだと思う。

ランナーが一塁にいて打席が回れば「またゲッツーか…」と言われるほどの併殺を打ちながらも、それでも起用されるのは、やはり村田という選手の総合力が評価されていたからに他ならないと思う。
今シーズンはポジションの被るマギーが加入という逆風を受けながらも、なんだかんだで後半戦はしっかりとスタメンに。一塁阿部、二塁マギーというとんでもないオーダーを実現させたのは、坂本の守備力と、村田への期待感だったのだと思う。

ちなみに今シーズン規定打席以上の打席数で、村田よりもゲッツー率が高かったのはベイスターズの三塁手、宮崎敏郎ただひとりだ。なんらかの因縁を感じずにはいられない。

6年間、毎年100試合以上に出場し、三塁を守りきり、V3も経験し…というのは「功労者」と呼ぶべき活躍だったと思う。特にここ数年のFA移籍選手が「…」という状態の今、本当に「ありがとう」という言葉を贈りたい選手である。
現時点で自由契約になった後、どこの球団へ移籍することになるかはわかっていないけれど、新天地での活躍を心から祈りたい。